ミズノから出た新型ランニングシューズ「ウエーブソニック」を買いました。
前から気になっていたのですが、Amazonのセールでとても安くなっていたので買ってしまったのです。
今回は普段着使用も考えて地味目なグレーにしてみました。
ワイドのほうには黒がありそれが良かったかなとも思いましたが、残念ながら私細足なので断念。
サイズはレギュラーの28㎝です。私の場合アシックスだと28か28.5でサイズをいつも迷いますが、ミズノは28でちょうどいいです。
私の足は左右で0.5㎝程大きさが違うので、完璧なフィットは左右別に買わない限り望めないのですが、ミズノの28センチはどちらもいい感じに収まります。
下の値段から更に20%引きだったので、なんと4800円位で買えてしまいましたよ!
ワイドはこちらですね。
このウエーブソニックが気になっていたのは、ドロップ(踵と前足部の高さの差)が少なく、フォアフッターやフラット着地野郎向けというところです。
日本ブランドのシューズにはあまりない、ニュートンみたいなシューズということですね。
そして、ポジション的にはアシックスではライトレーサーTSに相当する高耐久部活向けシューズのようで、ライトレーサー好きには無視できない。
たしかに段差は少なめです。
ドロップ4ミリらしいので、ニュートンのラインでも小さめのほうに入ると思います。
ミズノではレース靴並みのドロップの少なさではないでしょうか。
写真悪くて恐縮ですが、28センチで重量は233gでした。
サイズ感が大体は同じの、アシックス ライトレーサーTS6Slimの28.5cmが244gでしたから、それより少し軽いですね。
フォアフット用なのでソールもフラットソールです。
ラバーはあまり厚くなさそうですが、X10ラバー製でこのラバーはなかなか減らないので、もともと底が減りにくいフォアフッターなら十分長持ちしそうです。
後ろも厚さは変わらなそうなので踵着地だと踵だけ早く摩耗しそうに見えますが、かかと着地向けのシューズではないので無問題です。
このシューズもミズノウエーブ搭載ということになっていますが、ミズノウエーブの定義が他のミズノシューズと大きく違っていて、踵部の波波の板はなく、土踏まずにだけたぶん平らな板が入っているようです。
それウエーブじゃなくね?と軽く突っ込みたくなります。
ドロップを減らすためにかかとが薄めになっているので、かかとに板を入れることが出来なかったのでしょうね。
それでもミズノウエーブのいいところは、踵よりも土踏まずのねじれ剛性の高さだと個人的に思っていたのでこれはこれでいいのではと思えます。
ねじってみましたが、このシューズやはりねじれ剛性はかなり高くポイント高いです。
踵裏側には光を反射する部分がないのが個人的には残念です。
ソールのフォームが白いので暗いところでもそれなりに見えやすいとは思いますが。
でも良く考えたら夜走るのが嫌いな私には関係なかった。
アッパーは縫い目の少ないメッシュ素材でやわらかく、フィットはまあまあ。
足幅はアシックスのスリムとレギュラーの間位ですね。
前の方に補強が少ないので感触はソフトで布に包まれてる感じです。
通気性もおそらく最高でしょう。
踵が細い私の場合もう少し踵がきつくてもいいかもしれませんが、この靴が標準的なのだと思います。
履いて少し走ってみたので、感想を書きます。
ちなみに私はフォアまでいかないフラット着地で走っています(多分)。
恥を忍んで告白すると体重は74kgほどあります。
体脂肪率は10%位なのですが、多分骨が重いんじゃないかと。
全体的にクッションは抑え目ですね。
アシックスのライトレーサーTSの方が前も後ろもクッションがあります。
その分このシューズのほうがミズノらしい反発力は感じます。
かかとと前足のドロップは実際少なく、履くだけでフォア寄りの着地にちょっとだけなりますね。
かかとのショック吸収は波波の板も入っていないため限定的で、ある程度は走っていて足が出来ている人向けのシューズだと思います。
母指球のあたりは底の厚みがありますが、そこから指先に向けて急に薄くなっていて、この段差で足を進ませられてしまう感覚があります。
体の後ろの方で接地するフォアフッターにはこの感覚も合いそうです。
しかし、がそく炎持ちかつ重量級の私の足には底が薄いのでこの靴は10km以上の練習には使いたくないですね。
足のできてる人や軽い人は大丈夫だと思いますが。
今家にあるシューズでは最軽量級なので、レース用にしようかと考えています。
折角の部活用高耐久仕様なのにレースだけではもったいないので、スピード練や出かける時用にも使いましょうか。
しかし、ろくに走ってもいないのに靴だけが増えて行きます...
<追記>
このシューズ、ドロップが少なくかかとが薄いので、同じように走っても着地がフォア寄りになるという効果がありますが、走り方をフォア着地寄りに変えたい場合のトレーニングシューズとしても良いことに気が付きました。
かかとのクッションがそんなにないため、かかと着地になっていると着地衝撃が来るので、快適に走ろうとするとフォア着地の意識が自然と高まるんですよね。
フォーム修正のため、たまにこれを履いて5kmほど走っています。
但し、レース用としては私の場合ある程度ドロップがあったほうが走りやすく、レース用としては使っていません。
そして実はこのシューズ、テニスの時使うと調子いいということを発見しました。
テニスで多い横方向に踏ん張る時、かかとの厚いランニングシューズは安定感が良くないですが、これはかかとが厚くないので、横に踏ん張っても安定しています。
フラットソールでソール面積が広いため、クレーコートでのグリップも良好です。
ワイドはこちらですね。