5月とはとても思えない暑さの中、神奈川の自転車ヒルクライムの名所「ヤビツ峠」に久々に行ってきました。
しばらく来ていなかったので半年ぶりくらいかもしれません。
ジロ見てたら急に行きたくなり...単純。
表裏やって帰りましたが、暑いしけっこうきつかった。
更になぜだか山に入るとガーミンのGPSがつかめなくなり、獲得標高が出なくなってしまったのがやや残念でした。
ヤビツ峠は秦野市にあり、丹沢山地を南北に通る県道40号秦野清川線にある峠です。
獲得標高が700m弱というちょうどいい位の峠で、勾配も平均5.6%、最大でも10%ほどとほどほど。県道なのでそれほど車も多くなくなかなか楽しく登れる峠です。
横浜から日帰りも十分可能ですし、坂が足りないという向きには峠を越して下った後、
また同じ道を登って戻れば(裏ヤビツ)獲得標高300m分ほど増やして1000ほどにすることも可能です。
横浜からだと、大和まで行き246で行くルートと、戸塚→長後経由で県道22号線で行くルートがありどちらも峠まで片道50㎞強と日帰りで手ごろな距離になります。
信号が少ないが大型トラックが多い246。その逆の県道22号という特徴ですが、ルートマップ張っておきます。自動で引いたため細かいところがベストルートではないので、もう少し詰めた方がいいと思いますが。
横浜→ヤビツ246経由
横浜→ヤビツ県道22経由
また22号線→ヤビツ峠を通過しそのまま宮ヶ瀬ダム→厚木→246で戻るという大周回コースを取ることも可能で、これだと一周120㎞を超えます。
横浜→ヤビツ→宮が瀬大周回
ヤビツは一般的にスタート地点とされる秦野側の名古木(本当は「ながぬき」と読むらしい)交差点にはセブンイレブンがあり、ここで補給がてら休憩ができるのが実に調子がいいです。時間があれば休憩後2本目やるのもいいですね。
登坂タイムを縮める良策として「少しだけ自分より速いやつに付いていく」作戦があります。もし同行者にいいターゲットがいない場合は、このセブンイレブンで他人を観察し、「体の締まり方」「機材・装備」「すね毛を剃っているか」などから速さを見積ってターゲットを探し、勝手にケツに着いていくという作戦が取るとハマればいいタイムが出ます。
しかし、一瞬でちぎられたり、逆に自分の方が速かったりとなかなか想定通りには行きません。
コースは最初しばらく住宅地の中を通過します。ここらへんは一部平坦や下りもあるのでそこで踏まないとタイムは出ません。住宅地の終わりくらいは少し傾斜がきつくなり10%位の区間が山の入り口までありますが山に入ると傾斜は緩くなります。
山の中はずっと工事をしていて一方通行で信号が設置してある区間があり、この信号しだいて1分タイムが変わります。
ちなみに、ここの警備員の人に挨拶すると応援してくれる場合があります。アレアレアレとかベンガベンガとか応援のバージョンを増やしてもらえるともっといいのですが。
9㎞くらいで左手に菜の花台展望台の駐車場がありますが、ここが頂上ではありません。頂上まではあと2.5kmほどあります。
時々傾斜がきついところもあるので、ゆるいところは少し重めのギヤを踏み、きついところはそのままダンシングで突破が調子いい感じです。
名古木から11.5kmほど、「ヤビツ峠」の看板があるところが頂上です。
頂上にも駐車場やトイレや小さな売店はありますが、ここの頂上は木も伸びていて眺めが全然良くないので達成感には欠けます。
頂上を超えると今度は裏ヤビツです。若干道が狭く、若干悪くなりますが走りにくいというわけでもないです。微妙にイノシシやクマが出かねない気もしてきますが意外と出たという話は聞きません。
そのまま行くと宮ケ瀬湖ですが、ほどほどのところで引き返し、峠に向けてまた昇ります。一部激坂もありますが、平均すれば表より緩い気がします。
峠を越えて今度は菜の花台展望台で景色を眺めつつ一口あんぱんなど食べて帰路に着きました。
久しぶりのヤビツ、久しぶりのまとまった登りでしたが、たまには車の少ない山の中でこういうのも悪くないですね。