ランニングと自転車で運動する中年

中性脂肪と血糖値高めのおっさんが、メタボをやっつけるためにランニングや自転車をやり、トライアスロンやマラソンに出る日記です。

アシックス ライトレーサーTS6のインプレと個人的評判

アシックス ライトレーサーに17年春夏モデルのTS6が出ていますが、こいつを買ってみました。

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このライトレーサーはスピードトレーニングモデルとされていて、クッション的にはターサーとDSトレーナーの間に位置しており、サブ4位の走力向けとされています。

足形がレーシングラストなので、GT2000NYやカヤノに比べて若干細く感じますが、

ワイドモデルも用意されています。

元々お値段安めの靴なのですが、アマゾンでずいぶん安く買えました。

ちなみにこのライトレーサーのローマ字綴りはLightではなく"Lyte Racer"です。Lyteの意味は英語で「破壊されてできた物質」を表す接尾辞らしいのですが、商標登録の関係でLightにできなかったのでしょうか?もしくはラテン語辺りでしょうか?


このライトレーサーには「TS」と「RS」の2つのモデルがありますが、「TS」は部活用の高耐久性モデルで春にモデルチェンジ、「RS」は一般的なモデルで秋にモデルチェンジとなっています。


私、レース用には5年くらい前に買った「アシックス ライトレーサーDS」があるのですが、元々これも高耐久性モデルですし、年2、3回しかレースも出ないため、全く痛むこともなくずっと使用しています。

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黒いのが古いライトレーサーDSです。


底は全然減っていないのですがさすがに5年もすればフォームも劣化してるだろと思いまして、こいつは軽量を活かしてジム用屋内靴として第2の人生に回ってもらい、新しいのをレース用に使おうかと。

 


ライトレーサーTS6の印象ですが、まず「ライトレーサーも多少は恰好も意識するようになった」ことでしょうか。これまでのモデルはデザイン二の次の実用シューズでそこが好きだったりしたのでしたが、TS6は少しはデザインされている気がします。

前足部がニットになり多少モダンな感じにもなりました。

底の厚み感はDSと大きな差はありません。

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ソールはセパレートタイプで、重量がかかるかかとの真ん中が接地しないようになっていてショックを分散させる設計。

特にかかと側の接地面が少なくてソールが減りそうですが、硬いゴムなのでこれが減らないのです。一方でグリップは多分高くないと思います。

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重量はDSに比べ軽くなっています。

新しいTS6は28.5で243g、一方古いDSの方は28.0で265gですから1割くらい軽くなっている感じでしょうか。

同じ秤で、ゲルカヤノ23の28.5が355g、GT2000NYの28.0が341gだったので、クッションシューズに比べるとずいぶん軽いものですね。

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足を入れてみると、以前のDSは28.0、今度のTS6は28.5なので少しゆとり感はありますが、写真でも分かる通りかかとがタイトになっています。

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DSの前の方の形は右が2E、左がEという困った私の足にとても合っていると思っていたのですが、かかとがゆるいのが不満だったので、これは良さそうです。


新品というのもあり、最近の全面ニットアッパーに比べると固さを感じますがそれが高耐久性につながるのでしょう。


靴ひもは最近のアシックスに多いコットンのものです。濡れると化学繊維より乾きにくいですが、解けにくいので私は断然このコットンの方がいいですね。

 

走ってみてですが、へたったDSと比べるとけっこうクッションがあることに驚きました。

ゲルの入った踵もですが、前足部が意外とクッションが効いていて、フラット着地の私にはかなり快適です。GT2000NY並みとまでは行きませんが、レース用としてはかなりやさしい部類ではないでしょうか。


しかし、それなりに軽量ですし、それなりの反発感もあるので、当たり前ですがカヤノよりペースは上がりますね。


これならレースだけでなく練習にも使えそうですし、ウルトラやフルで足を残す作戦にも良さそうに思えます。
一方、ショートのトライアスロンで10kmだけ走るには、もっと薄くて反発力があってもいいかなと個人的に思います。

 

私以前に膝の内側の腱の付け根が痛くなる「鵞足炎(がそくえん)」というやつに苦しみまして、今も再発しないように気を付けており、走ったらロキソプロフェン湿布やインドメタシン入り塗り薬でケアしたりしております。


これが治ったり再発したりを繰り返していたころ、医者に「クッションが効いた靴にしなさい」と言われ、同じころ川内選手も練習の時はかなりクッションの効いたGT2000ニューヨークを履いていると聞きまして、これは真似するしかない!と、GT2000ニューヨークやゲルカヤノを履き始めました。


練習不足のおかげもあり、今はなんとか鵞足炎とは付き合えていますが、練習の時は基本カヤノですね。


とはいえ、たまには本番と言うかレースに出ることもありまして、レースで速く走りたいというよりも靴が軽い方が楽なのでではないかと思い、レース用の靴はもう少し薄い靴を履いています。

次のレースはこのライトレーサーTS6で行ってみようと思います(いつになるか分かりませんが)。