ランニングと自転車で運動する中年

中性脂肪と血糖値高めのおっさんが、メタボをやっつけるためにランニングや自転車をやり、トライアスロンやマラソンに出る日記です。

ナイキ ズームフライ フライニットをレビューします(シューズの評判)

ナイキのズームフライ フライニットを買いました!

凡人ランナーのインプレッションや安く買えるお店情報書きます。

f:id:wildhog:20190204070515j:plain

今回はちょっと長いので一応目次を付けときます。

ズームフライ フライニットを買ったわけ

箱根駅伝でアディダスを履いた青学が負けた&他校はみんなナイキのヴェイパーフライ4%を履いていたという話もあり、流行にうとい私もそろそろ流石に厚底が気になり出しました。

ただ、ヴェイパーフライ4%は27000円で寿命160㎞と言われ、なかなか貧乏人には手が出しずらい上、サブ3用と書いてあると私のようなアラフォーランナー(タイムが)は気後れしてやっぱり買えないなぁと思っていたら、その前にどの店を探しても品切れで欲しくても買えないといいうことが判明。

しかし、普及型の厚底モデルであるズームフライが「ズームフライ フライニット」にモデルチェンジしており、見た目はアッパーがフライニットになりほぼヴェイパーフライ4%化していて、値段も少しは買いやすいし、600㎞は持つらしいとのことでこれを買っちゃいました。

f:id:wildhog:20190203202640j:plain

色が赤に転んでいます。本当はオレンジ色です

ナイキは10年くらい買ってなくて、超久しぶりです。

サイズは28.5㎝でちょうど良かったです。私はアシックスだと28.5㎝Slim、ミズノだと28.0㎝なのですが、この「ズームフライ フライニット」は同サイズでアシックスより0.2㎝ほど小さい感じのサイズ感でしょうか。

f:id:wildhog:20190203202821j:plain

 

外見をチェック

外見上の特徴はやはり圧倒的な厚底加減です。

f:id:wildhog:20190203203022j:plain

かかと部で4㎝近く、親指付け根でも2センチ以上の厚さがあります。靴内部の底も同じ高さにあり、そこに薄目のインソールが更に乗っかるので実際にはもっと高いところに足の裏が来ます。これはもうシークレットブーツ級ですね。

f:id:wildhog:20190204220545j:plain

かかとのあたり

f:id:wildhog:20190203204159j:plain

母指球のあたり

 

この分厚いミッドソールですが、「リアクト」と名付けられたフォームで、ヴェイパーフライ4%とは異なるもののようですが、ヴェイパーフライ4%程ではなくてもそれなりには軽量高反発だそうです。

f:id:wildhog:20190203203357j:plain

外からフォームを触ってみるとかなり柔らかく、ぷにぷに感があります。

 

見た目ではわかりませんが顕著な特徴は、底が固くて曲がらないことです。

前にお店でズームフライ フライニットを分解したものを見たことがあるのですが、このシューズはソールの中にカーボンファイバー製ののけっこう固い板がつま先からかかとまで入っています。

f:id:wildhog:20190203203503j:plain

一番手前にあるのがカーボンファイバープレート。かなり硬い

このため、普通なるべく曲がりやすくなっている母指球のところのソールが曲げ方向に固いのです。手で曲げようとしてもかなり力いれて少し曲がる程度です。

ズームフライフライニットの重量計測

重量は28.5㎝で267gでした。

f:id:wildhog:20190203203633j:plain

重量は28.5㎝で267グラム

私に合うサイズ同士で比較しますが

アシックスのゲルカヤノ24の28.5cmSlimの345g

アシックスのGT2000NY7の28.5cmで320g

アシックスダイナフライト28.5cmで294g

などのクッションシューズと比べると軽い。

しかし、

アシックスライトレーサーTS6の28.5で243g

のようにレース用のシューズと比べると重いといったところです。

 

と、まあこんな感じの特殊なシューズですから、履いてみたら普通ということはなさそうなので興味津々で履いてみます。

f:id:wildhog:20190203204040j:plain

実際の色はこんな感じのオレンジです。

ズームフライフライニット履いてみた

まず、フライニットアッパーの調子ですが、これなかなか良いです。アッパーが一枚のニットですから靴下がソールについているようなものなので、どこかが当たるということもなく快適です。通気性も絶対高いですね。

ただ、どこかにぶつけて糸を切ってしまうとどんどんほつれていきそうではあります。

私が気にする踵のグリップですが、アシックス的な踵をがっちり挟み込むフィッティングではなく、靴下が普通にフィットしてるよねという感じでこれはこれで悪くありません。

 

そして厚底のおかげで心なしか背が高くなった気がします。普通の靴に比べて1.5cm位は背が高くなるはずなので、お見合いに行くときなどに履いていくといいのかもしれません(お見合い用に地味な色もあります)。

 

ジョグ速度で走りだしてみると、クッション感がやはりすごいです。

カヤノがクッション効いているというのとは別次元の超クッション感でポヨンポヨンします。これなら脚にやさしいシューズだと思います。

ただ、キロ6分半でジョグってる限りは足にやさしそうですが速そうな感じはしません。

それでも、フォームのせいかカーボンプレートのせいか、力が吸収される感じはそれほど大きくなく独特な感触です。

 

足運びもまた独特で、高さ4㎝のかかとから2.5㎝の母指球への大きなドロップがあり、更にその先にも厚さ1㎝ほどのつま先まで大きなトゥスプリングで傾斜が付いているため、下り坂に立っているかのような感覚です。

この傾斜のおかげで足が前に出やすく、自然にストライドが大きくなる効果がありそうなのですが、設計者の狙いはそれだけではないのではないかと思っています。

 

キロ5分くらいまで少しペースを上げてみると、不思議な感じで良く進みます。このシューズ、やはり速い気がします(私はフラット着地)。

反発で進むというより後ろから微妙に押されているかのような感覚です。

これが速くなる理由ではないか?

このシューズなぜ速いのかですが、普通のシューズだと蹴りだし点が母指球の下になると思います。これがズームフライフライニットの場合、底が曲がらないため極論すると蹴りだし点が親指の先になり、その分ストライドが足の親指の長さ分長くなっているということではないかと思っています。

その分蹴りだしにパワーがいるはずですが、それを足底の大きな傾斜でカバーしてるのではないかというのが私の説。

ズームフライフライニットからカヤノに履き替えると「進まねぇ」と感じたので、このシューズはやはり良く進むのだと思います。

ズームフライフライニットはどんな時に履くといい?

一回履いただけですが、このズームフライフライニット、足にやさしい割に速い気がして、優秀なレース用シューズだと思います。

私、次のレースはこれで行きます。

でもクッションがあるので耐久性に不安はありますが練習で履いてもいいと思います。

もう少し履いたらまたご報告もしようと思います。

 

一方、底が厚い分背が高くなるという点では優秀なお見合い用シューズでもありますし、ネイビーやグリーンなど地味な色もあることから本当に婚活パーティで使えなくもなさそうです。

こんな人には向いてないかも?

しかし、足幅は2E位向けだと思うので、フライニットでどこかが当たるという問題は少なそうではありますが、通常WIDEモデルを選ぶ人にはちょっと細いかもしれません

また、オーバープロネーション向けの作りにはなっていなそうです。底が厚くミッドソールのフォームもやわらかいので、プロネーションのきつい走り方の人は安定感がないと思うかもしれません。

ズームフライフライニット買うならここが安い(2019/2/4)

このズームフライ フライニットを購入するのであれば、楽天にポイント10%還元&1000円引きクーポンの店もあったりするので、今はAmazonより楽天推しです。