ランニングと自転車で運動する中年

中性脂肪と血糖値高めのおっさんが、メタボをやっつけるためにランニングや自転車をやり、トライアスロンやマラソンに出る日記です。

ミズノ ウエーブソニックのインプレ、感想

ミズノから出た新型ランニングシューズ「ウエーブソニック」を買いました。

前から気になっていたのですが、Amazonのセールでとても安くなっていたので買ってしまったのです。

f:id:wildhog:20171009181502j:plain

今回は普段着使用も考えて地味目なグレーにしてみました。

ワイドのほうには黒がありそれが良かったかなとも思いましたが、残念ながら私細足なので断念。

 

サイズはレギュラーの28㎝です。私の場合アシックスだと28か28.5でサイズをいつも迷いますが、ミズノは28でちょうどいいです。

私の足は左右で0.5㎝程大きさが違うので、完璧なフィットは左右別に買わない限り望めないのですが、ミズノの28センチはどちらもいい感じに収まります。

 

下の値段から更に20%引きだったので、なんと4800円位で買えてしまいましたよ!

ワイドはこちらですね。

 

このウエーブソニックが気になっていたのは、ドロップ(踵と前足部の高さの差)が少なく、フォアフッターやフラット着地野郎向けというところです。

日本ブランドのシューズにはあまりない、ニュートンみたいなシューズということですね。

そして、ポジション的にはアシックスではライトレーサーTSに相当する高耐久部活向けシューズのようで、ライトレーサー好きには無視できない。

f:id:wildhog:20171009182348j:plain

たしかに段差は少なめです。

ドロップ4ミリらしいので、ニュートンのラインでも小さめのほうに入ると思います。

ミズノではレース靴並みのドロップの少なさではないでしょうか。

 

写真悪くて恐縮ですが、28センチで重量は233gでした。

f:id:wildhog:20171009180904j:plain

 

サイズ感が大体は同じの、アシックス ライトレーサーTS6Slimの28.5cmが244gでしたから、それより少し軽いですね。

f:id:wildhog:20170621115117j:plain

 

フォアフット用なのでソールもフラットソールです。

ラバーはあまり厚くなさそうですが、X10ラバー製でこのラバーはなかなか減らないので、もともと底が減りにくいフォアフッターなら十分長持ちしそうです。

後ろも厚さは変わらなそうなので踵着地だと踵だけ早く摩耗しそうに見えますが、かかと着地向けのシューズではないので無問題です。

f:id:wildhog:20171009181050j:plain

 

このシューズもミズノウエーブ搭載ということになっていますが、ミズノウエーブの定義が他のミズノシューズと大きく違っていて、踵部の波波の板はなく、土踏まずにだけたぶん平らな板が入っているようです。

それウエーブじゃなくね?と軽く突っ込みたくなります。

ドロップを減らすためにかかとが薄めになっているので、かかとに板を入れることが出来なかったのでしょうね。

f:id:wildhog:20171009181138j:plain

それでもミズノウエーブのいいところは、踵よりも土踏まずのねじれ剛性の高さだと個人的に思っていたのでこれはこれでいいのではと思えます。

ねじってみましたが、このシューズやはりねじれ剛性はかなり高くポイント高いです。

f:id:wildhog:20171009181225j:plain

踵裏側には光を反射する部分がないのが個人的には残念です。

ソールのフォームが白いので暗いところでもそれなりに見えやすいとは思いますが。

でも良く考えたら夜走るのが嫌いな私には関係なかった。

 

アッパーは縫い目の少ないメッシュ素材でやわらかく、フィットはまあまあ。

足幅はアシックスのスリムとレギュラーの間位ですね。

前の方に補強が少ないので感触はソフトで布に包まれてる感じです。

通気性もおそらく最高でしょう。

踵が細い私の場合もう少し踵がきつくてもいいかもしれませんが、この靴が標準的なのだと思います。

 

履いて少し走ってみたので、感想を書きます。

ちなみに私はフォアまでいかないフラット着地で走っています(多分)。

恥を忍んで告白すると体重は74kgほどあります。

体脂肪率は10%位なのですが、多分骨が重いんじゃないかと。

 

全体的にクッションは抑え目ですね。

アシックスのライトレーサーTSの方が前も後ろもクッションがあります。

その分このシューズのほうがミズノらしい反発力は感じます。

 

かかとと前足のドロップは実際少なく、履くだけでフォア寄りの着地にちょっとだけなりますね。

かかとのショック吸収は波波の板も入っていないため限定的で、ある程度は走っていて足が出来ている人向けのシューズだと思います。

 

母指球のあたりは底の厚みがありますが、そこから指先に向けて急に薄くなっていて、この段差で足を進ませられてしまう感覚があります。

体の後ろの方で接地するフォアフッターにはこの感覚も合いそうです。

 

しかし、がそく炎持ちかつ重量級の私の足には底が薄いのでこの靴は10km以上の練習には使いたくないですね。

足のできてる人や軽い人は大丈夫だと思いますが。

今家にあるシューズでは最軽量級なので、レース用にしようかと考えています。

折角の部活用高耐久仕様なのにレースだけではもったいないので、スピード練や出かける時用にも使いましょうか。

しかし、ろくに走ってもいないのに靴だけが増えて行きます...

 

<追記>

このシューズ、ドロップが少なくかかとが薄いので、同じように走っても着地がフォア寄りになるという効果がありますが、走り方をフォア着地寄りに変えたい場合のトレーニングシューズとしても良いことに気が付きました。

かかとのクッションがそんなにないため、かかと着地になっていると着地衝撃が来るので、快適に走ろうとするとフォア着地の意識が自然と高まるんですよね。

フォーム修正のため、たまにこれを履いて5kmほど走っています。 

 

但し、レース用としては私の場合ある程度ドロップがあったほうが走りやすく、レース用としては使っていません。

 

そして実はこのシューズ、テニスの時使うと調子いいということを発見しました。

テニスで多い横方向に踏ん張る時、かかとの厚いランニングシューズは安定感が良くないですが、これはかかとが厚くないので、横に踏ん張っても安定しています。

フラットソールでソール面積が広いため、クレーコートでのグリップも良好です。

ワイドはこちらですね。

 

アシックス ライトレーサーTS6のインプレと個人的評判

アシックス ライトレーサーに17年春夏モデルのTS6が出ていますが、こいつを買ってみました。

f:id:wildhog:20170623061014j:plain

 
このライトレーサーはスピードトレーニングモデルとされていて、クッション的にはターサーとDSトレーナーの間に位置しており、サブ4位の走力向けとされています。

足形がレーシングラストなので、GT2000NYやカヤノに比べて若干細く感じますが、

ワイドモデルも用意されています。

元々お値段安めの靴なのですが、アマゾンでずいぶん安く買えました。

ちなみにこのライトレーサーのローマ字綴りはLightではなく"Lyte Racer"です。Lyteの意味は英語で「破壊されてできた物質」を表す接尾辞らしいのですが、商標登録の関係でLightにできなかったのでしょうか?もしくはラテン語辺りでしょうか?


このライトレーサーには「TS」と「RS」の2つのモデルがありますが、「TS」は部活用の高耐久性モデルで春にモデルチェンジ、「RS」は一般的なモデルで秋にモデルチェンジとなっています。


私、レース用には5年くらい前に買った「アシックス ライトレーサーDS」があるのですが、元々これも高耐久性モデルですし、年2、3回しかレースも出ないため、全く痛むこともなくずっと使用しています。

f:id:wildhog:20170621114925j:plain

黒いのが古いライトレーサーDSです。


底は全然減っていないのですがさすがに5年もすればフォームも劣化してるだろと思いまして、こいつは軽量を活かしてジム用屋内靴として第2の人生に回ってもらい、新しいのをレース用に使おうかと。

 


ライトレーサーTS6の印象ですが、まず「ライトレーサーも多少は恰好も意識するようになった」ことでしょうか。これまでのモデルはデザイン二の次の実用シューズでそこが好きだったりしたのでしたが、TS6は少しはデザインされている気がします。

前足部がニットになり多少モダンな感じにもなりました。

底の厚み感はDSと大きな差はありません。

f:id:wildhog:20170621115033j:plain

ソールはセパレートタイプで、重量がかかるかかとの真ん中が接地しないようになっていてショックを分散させる設計。

特にかかと側の接地面が少なくてソールが減りそうですが、硬いゴムなのでこれが減らないのです。一方でグリップは多分高くないと思います。

f:id:wildhog:20170621123453j:plain


重量はDSに比べ軽くなっています。

新しいTS6は28.5で243g、一方古いDSの方は28.0で265gですから1割くらい軽くなっている感じでしょうか。

同じ秤で、ゲルカヤノ23の28.5が355g、GT2000NYの28.0が341gだったので、クッションシューズに比べるとずいぶん軽いものですね。

f:id:wildhog:20170621115117j:plain

f:id:wildhog:20170621115139j:plain


足を入れてみると、以前のDSは28.0、今度のTS6は28.5なので少しゆとり感はありますが、写真でも分かる通りかかとがタイトになっています。

f:id:wildhog:20170621115530j:plain


DSの前の方の形は右が2E、左がEという困った私の足にとても合っていると思っていたのですが、かかとがゆるいのが不満だったので、これは良さそうです。


新品というのもあり、最近の全面ニットアッパーに比べると固さを感じますがそれが高耐久性につながるのでしょう。


靴ひもは最近のアシックスに多いコットンのものです。濡れると化学繊維より乾きにくいですが、解けにくいので私は断然このコットンの方がいいですね。

 

走ってみてですが、へたったDSと比べるとけっこうクッションがあることに驚きました。

ゲルの入った踵もですが、前足部が意外とクッションが効いていて、フラット着地の私にはかなり快適です。GT2000NY並みとまでは行きませんが、レース用としてはかなりやさしい部類ではないでしょうか。


しかし、それなりに軽量ですし、それなりの反発感もあるので、当たり前ですがカヤノよりペースは上がりますね。


これならレースだけでなく練習にも使えそうですし、ウルトラやフルで足を残す作戦にも良さそうに思えます。
一方、ショートのトライアスロンで10kmだけ走るには、もっと薄くて反発力があってもいいかなと個人的に思います。

 

私以前に膝の内側の腱の付け根が痛くなる「鵞足炎(がそくえん)」というやつに苦しみまして、今も再発しないように気を付けており、走ったらロキソプロフェン湿布やインドメタシン入り塗り薬でケアしたりしております。


これが治ったり再発したりを繰り返していたころ、医者に「クッションが効いた靴にしなさい」と言われ、同じころ川内選手も練習の時はかなりクッションの効いたGT2000ニューヨークを履いていると聞きまして、これは真似するしかない!と、GT2000ニューヨークやゲルカヤノを履き始めました。


練習不足のおかげもあり、今はなんとか鵞足炎とは付き合えていますが、練習の時は基本カヤノですね。


とはいえ、たまには本番と言うかレースに出ることもありまして、レースで速く走りたいというよりも靴が軽い方が楽なのでではないかと思い、レース用の靴はもう少し薄い靴を履いています。

次のレースはこのライトレーサーTS6で行ってみようと思います(いつになるか分かりませんが)。

アシックス ゲルカヤノ23のインプレと評判(ランニングシューズ)

アシックスのランニングシューズの中でも、クッションが効いているモデルとして「ゲルカヤノ」というシューズがあります。

欧米では主力モデルのようで、スリムやワイドやレディスなどラインアップも色々です。

   

ひざを痛めて、クッションのあるシューズに変えろと医者に言われて、3年ほど前にゲルカヤノの2代前のモデルを買ったのですが、これでかなりひざの状態は改善しました。

そしてレッドカーペットの上を走るようなゴージャスなクッション感がとても気に入り、新しいモデルの「ゲルカヤノ23」を最近買ったので、そのインプレをご紹介します。

f:id:wildhog:20170129100404j:plain

これがゲルカヤノ23、Slimタイプの28.5cmです。

アッパーは外側が立体編みのニットで、内張がしてあります。

つま先補強や横のアシックスマークは接着になっていて縫製箇所がとても少ない作りです。なかなかカッコいいのではないでしょうか。

 

f:id:wildhog:20170129100425j:plain

後や底はこんな感じです。アシックスのクッション系は踵のカップがごつくてフィットが良いところが好きですね。

 

f:id:wildhog:20170129100501j:plain

このゲルカヤノ23は前モデルよりも足形が狭くなっており、つま先の余裕が減っています。下のグレーのシューズは同じサイズのゲルカヤノ21Slimですが、つま先が狭いですよね。実際履いた感じもそうでした。

Slimじゃないレギュラーの方も少し細くなっているようで、左足E、右足2Eの私は以前のモデルなら迷わずスリムでしたが、今回は普通のと迷いました。

 

f:id:wildhog:20170129100522j:plain

GT-2000NewYork4の28.0スリムと比べても、先っぽがしゅっとしてますよね。

 

f:id:wildhog:20170203170246j:plain

このゲルカヤノの特徴は、足の前の方に衝撃吸収用ゲルが入っていることです。

真ん中のゲルカヤノ21だとよくわかりますが3つほど前のシールにくさび状のゲルが見えます。

一番右のGT-2000NYにも踵側には同じようにゲルが入っていますが、前足にはありません。

 

f:id:wildhog:20170203170315j:plain

ゲルのくさびがグレーのゲルカヤノ21は3つありますが、下の23は2つに減っています。外から見えるボリュームも少し小型化。

 

f:id:wildhog:20170203170354j:plain

踵のゲルもやや小型化してますか?

 

f:id:wildhog:20170129100610j:plain

重量は355g。底のフォームが軽量なFlyteFoamというのに変わって、その分ゲルを増やして、重さを増やさずクッション性を高めたということらしいです。

 

f:id:wildhog:20170129100638j:plain

しかし2代前の21モデルのほうが軽かった。底が減っているせいだと思いますが。

 

f:id:wildhog:20170129100703j:plain

GT-2000NY4のほうが少し軽いですが、これは28.0とカヤノより小さいのでご留意を。

 

走ってみた感想ですが、まず、確実に細くなっていますね。

カヤノはインソールも分厚く、履いていると沈んできて少し緩くなるので最初はややタイト目でも履きなれるとちょうど良くなると思います。

最初はソールが固くって「え」と思ったのですが20㎞ほど走ると馴染んできました。

ソールのフォームが固めの白と軟らかめの黒の層でできていて、更にゲルと厚いインソールが入っているので、クッションは効いています。

クッションだけなら入門用ランニングシューズもぶかぶかに効いていますが、ゲルカヤノはクッションの質がちがっていて、なんというかとてもゴージャスな感触なのです。

反発はあまり感じないのですが、前に進む抵抗が少ない感触で、スルスル進んで行き、クッションや重量の割には遅くならない気がします。

私はフォアに近い着地なので、特に前足のゲルが効く気がします。

 

オーバープロネーション向き設計なので足の内側は固めで前足の蹴るところから力が逃げにくいのかもしれません。

 

アンダープロネーションの人には同じアシックスのニンバスが用意されています。こちらの方が外観的にはゲルが多く、ゴージャス感がさらに強そうです。

ただ、ニンバスはスリムタイプがないんですよね。

アンダープロネーションで細足の私は本来アシックス向けではなさそうです。

  

もう少し履いてみないとわかりませんが、カヤノ21と比べると、カヤノ23は、前足のクッション感はやや弱めに感じます。しかし、下り坂でヒール着地するときは同等にクッションがある気がします。これはもう少し馴染んでからまた書こうと思います。

 

ゲルカヤノは体が大きくて重い欧米人に人気があるようですが、故障持ちにもいいと思います。

また、ゴージャスな履き心地は誰にとっても快適なのではないでしょうか。

タイムを気にしないウルトラマラソンなら脚が持つこういうシューズがいいのかもしれません。

 

   

1月28日、29日のトレーニング

1月28日(土)

ラン 午前11㎞、午後5.5㎞ 計16.5㎞

自転車 午後30㎞

ローラー台 計30分

推定消費カロリー 2000kcal

 

1月29日(日)

ラン 午前9㎞、午後5㎞ 計14㎞

ローラー台 計30分

推定消費カロリー 1090kcal

 

土日ともに天気が良く、あったかく、絶好の運動日和。

それなりに家事や子守りもあったけどそれなりにはやれた。

これでもう十分脚も張っている。

とはいえ強度も低いし細切れトレーニングなのでどれだけ効果があるのだろうか?