ランニングと自転車で運動する中年

中性脂肪と血糖値高めのおっさんが、メタボをやっつけるためにランニングや自転車をやり、トライアスロンやマラソンに出る日記です。

AfterShockz(アフターショックズ)の骨伝導ヘッドホンOpenMoveのランニング的レビュー

私はランニングの時基本はリスニングの練習のため英語のポッドキャストを聞き(意識高いように聞こえますが、大抵は自転車ロードレースニュースです、フランス人やイタリア人選手の英語は全然聞き取れないのであまり勉強にはなっていない)、その気が起きない場合は音楽を聴いています。


そのためにはヘッドホンが必要ですが、これまでは左右がつながったカナル型のBluetoothヘッドホンを使っていました。


で、特に不満もなかったのですが、Aliexpressで何となく骨伝導ヘッドホンなるものを買ってみてしまい、これが実は骨伝導でもなんでもなく耳の近くで普通に音が出るだけで、皮膚への接触面を浮かせても全く同じように聞こえるというなんちゃって骨伝導ヘッドホンでした。


こいつは音も低音が全く出ずひどいモノでしたが、耳の穴に何も刺さっていないのは快適だし、ヘッドホンが揺れることで耳の穴との接触音が出てしまうこともないのでこいつはダメだが骨伝導自体はアリだなと感じたので、AfterShockz(アフターショックズ)の真の骨伝導ヘッドホンを買ったという次第です。

 

aftershokz.jp


AfetrShockzの骨伝導ヘッドホンには幾つかモデルがありますが、ランニング用にマイクが口の前にないモデルがいいですよね。そうするとAfetrShockzにはAeropexという高級モデルと、真ん中のAir、普及モデルのOpenMoveというがあり、値段がAeropexと倍違うので安いOpenMoveにしました。

amzn.to

高級モデルのAeropexの方が音質が良く、電池持ちもいいようですが、どうせポッドキャストなので音質はまあそんなにに気しないし、OpenMoveでも6時間は持つようなので日ごろのランニングには十分かなと。OpenMoveは比較的新しいモデルなのでBluetoothも5.0、充電もUSB-Cと言う所もいいなと。

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ランニング用ヘッドホンとしてはアフターショックズの中では廉価版とはいえそれでも少し値段高めとは思いますが、防水で2年保証がついていることを考えれば、そんなに高くもないかなと思えました。

 

アフターショックズは本当の骨伝導で、なんちゃって骨伝導とは異なり肌から浮かすとほぼ聞こえなくなりますし、装着していれば耳栓をしても聞こえます(耳栓が付属しています)。

この両端の丸い振動面を、耳の前のこめかみ部に装着します。このため耳の穴のところには何もありません。音量を上げるとなんちゃって骨伝導とは異なり、こめかみ部への接触面が振動しているのが分かります。

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聞いている感じですが、装着時に耳の穴は全くふさがないので外の音はそのまま聞こえ、少しだけ「いまあなたの心に直接話しかけています...」感があってちょっとだけ不思議です。


音質は私基準ではまあまあです。ちょっと低音が弱めかもしれませんが音楽を聴くにも十分使えると思います。ポッドキャストで人の声聞くなら何の不満もありません。カナル型だと振動に伴うタッチノイズが出がちですがそれがないのもいいです。


外の音もそのまま聞こえてしまい交通安全的にはそれがいいのですが、耳栓タイプよりはうるさいところには弱く、ランニング時にハーレーの集団や旧車会に遭遇すると聞こえなくなってしまいます。そういう時は指で耳をふさぐといいです。

それでもオープンイヤータイプよりは心に直接話しかけ効果のせいか騒音に強い感じがして電車位のうるささならそれほど問題ありません。まだ試していないですが、飛行機位のうるささなら行けるのではないでしょうか。だめなら付属の耳栓を使えばいいのですが。


耳の穴をふさがないし、重量が軽いこともあり装着感はとても快適です。この点においてカナル型より圧倒的に優れていてもう一度使うと戻れないですね。耳の付け根に本体が乗る感じで装着されるため、アイウエアとの干渉も少なくつるがストレートなタイプならサングラスかけるのも全く問題ありません。マスクとは絡まることもありますが。

頭の後ろ側に左右をつなぐワイヤーが少し浮いた状態で装着するので、BUFF的なフェイスマスクをヘッドホンをつけてから被るのは難しく、振動ユニットが布の上からだと少し聞こえにくくなるので、まずBUFFをかぶってからヘッドホンの振動ユニットを直接肌に触れるよう布の内側に差し込んで装着するのがちょっと面倒かもしれません。

 

マイクは内蔵されており、これだけで電話やリモート会議もこなせます。装着感が良いのでBluetoothがPCで使えれば長時間のZoom会議にも悪くないです。

イコライザーで3種類の音色を切り替えが出来るのですが、「ボーカルモード」というのがありこれを使うのがZoom会議には一番です。オペラ曲を聴くときもけっこういいです。


耳をふさがないため自転車で使うというのもやってみましたが、私の場合自転車乗っている時は基本やるかやられるか(大抵はやられる)と殺伐としたバトルモードで乗っているので、英語を聞き取る集中力も、音楽を楽しむ余裕もどちらもなく、私の乗り方ではヘッドホン不要という結論になりました。しかし、余裕をもって乗っている方は使えると思います。

音楽だけでなくGoogleMapでナビってその案内音声を聞くみたいな使い方もツーリングの際にはいいような気がします。

 

このAfterShockzの骨伝導ヘッドホン、装着感がとてもいいので私は最近これなしでは走れないようになっております。お勧めです。

 

<追記>

自転車での使用ですが、曲を変えたところ殺伐としたバトルモードでも楽しめる?ようになりました。おすすめは四つ打ちハウスです。

限界で踏んでいるときに曲に注意を逸らすと「これは現実ではなくビデオゲームである」と頭が勘違いするのか一時的に脚が悲鳴を上げているのを無視しやすくなります。後で反動が来て全く進まなくなりますが。