私はウォーキング通勤用に真っ黒ランニングシューズを履いているのですが、先日まではミズノのマキシマイザー21を使っていました。
このマキシマイザーは安く軽く走りやすいので何代か使っていたのですが、この昨年モデルの21はアッパーの耐久性がとても高く、アウターソールがすり減ってミッドソールが見えるまで使うことが出来ました。実に優秀なシューズでした。
このミズノマキシマイザーに相当するアシックスのモデルが、昔はロードジョグという名前のモデルで、最近はJOG100などと色々名前を変えていたのですが、昨年からまた名前が変わりアシックスJOLTという名前になっていました。
ロードジョグやJOG100はふわふわクッションで足には優しい一方で、重く反発力に欠けるので進みが悪く走りにくいという問題がありましたが、それ以上に幅がスーパーワイド幅しかないという細足気味の私には大きな問題があり、本来はアシックス派の私も真っ黒ランニングシューズはミズノにしていました。
しかし、このJOLTも2になり、アマゾンで見てみると幅が「2E」のモデルもあったので久しぶりに買ってみたという訳です。アシックスのサイトではスーパーワイドのみ扱っているのでこれはアマゾン別注モデルですかね?
画像で見ると真っ黒ですが、色表記は「ブラック×ダークグレー」となっており、やや不安でしたが開けてみるとちゃんと真っ黒です。通勤用にも問題ありません(その前にランニングシューズという時点ですでに問題があるのかもしれない...)。
デザインしすぎになりがちなミズノマキシマイザーに比べ、JOLTはけれんみが無くすっきりしたデザインで個人的には好感が持てます。但し、ソールはスーパーワイドと共通なのか横幅が広くアッパーからのはみだしが大き目でシュッとした感じはあまりありません。
ソール、特にかかとの厚さは外から見ると相当厚く見えますが、ソールの外側が巻き上がっていて外から見たソールの上端よりも1センチ弱低いところに足底が来る作りなので、クッションシューズとしてはやや厚め位の感じだと思います。
重量は28.5のレギュラー幅で321gでした。
ミズノマキシマイザー21は28㎝で275gなので、軽さでは敵いません。
アシックスのGT2000NY7の28.5cmで320g
アシックスのゲルカヤノ24の28.5cmSlimの345g
などと比べるとほぼ同等でしょうか。プロネーション抑制機能などはなさそうですが。
履いてみると、2Eという感じではないですね。アシックスレギュラーの広さ感なので3E相当だと思います。つま先が丸くなっているので、足の親指や薬指辺りに余裕を感じます。
カヤノやGT2000ほどではないですが、かかとがしっかりホールドされる感じがあります。これはアシックスらしくて好きですね。
歩いてみると普通に歩くだけでもかかとや母指球の下が少し沈む感覚があり気持ちいです。ナイキの厚底ズームフライも沈みますが、もっと低反発枕的な感触で独特ですね。
走ってみると、やはりかなりのクッション感があります。ふわふわで雲の上を走っているみたいです。通勤で駅のタイルやコンクリートで出来た堅い地面を電車に乗り遅れないように走る時もショックは少なくていい感じ。
それでもロードジョグ時代ほどには蹴る力を吸収する沼感はなく、以前よりは走りやすくなっていて故障持ちの人のジョギング用になど良さそうです。
ニンバス並みのクッションでニンバスよりも少し進まないくらいの感じでしょうか?快適ではありますが反発力をあまり感じないのでペースは上がりません。
ジョギングペースならそれほど問題は感じませんが、ペースを上げると進まない感が出るので、レースやスピードトレーニングには向かないですね。
まあこの手の靴は看護師さんが良く履いているというのもあり、ランニングシューズというか立ち仕事用シューズという側面もあり、そのためにはこのソフトな底はとても良さそうです。
走るの重視ならミズノマキシマイザー、歩くの重視ならJOLTでしょうか?デザインはJOLTかな?
仕事に履いていきたいのですが、今は在宅勤務なので履くチャンスがないのが残念。
<追記>
このシューズなぜかわかりませんが濡れた金属の上で滑りやすいです。雨の日は注意しましょう。